ひとり娘の真結(jié)美の私立小學校へのお受験を控えた富樫家。主人の富樫真澄は健美食品の陸上部に所屬する実業(yè)団マラソンランナー。妻の利恵は、真結(jié)美のお受験に燃える専業(yè)主婦だ。ある日、真澄は役員待遇で子會社への出向を命じられるが、そのとたん本社の債務を押しつけられて倒産。真澄は職を失ってしまう。だが、真澄にとっては、実業(yè)団ランナーとして湘南マラソンに出場できなくなることが重大だった。お受験の面接の練習に出かけた塾で、塾長の「お父さまのご職業(yè)は?」の質(zhì)問に、「無職です」と答える真澄。勿論、利恵も驚いたが、咄嗟の判斷で「主人は専業(yè)主夫で、自分が家計を支えている」と答えた。それから、富樫家は一変した。利恵の言葉通り、真澄は専業(yè)主夫となり利恵が外で働いた。そんな生活の中で、真澄はいつしか湘南マラソンに市民ランナーとして參加することを決意するが、湘南マラソンの日と真結(jié)美のお受験の日取りが重なってしまう。真澄は、マラソン會場へ向かうが、途中、彼はコースを外れて別の方向へ走り出してしまう。彼が向かったのは、聖園小學校だった。ランニング姿のまま面接會場へ向かった真澄は、驚く面接官を前に家族3人で面接を受けるのであった----。